僕はこの授業で、伝えたいたいことがないとコミュニケーションが難しくなるということを学んだ。今までの英語教育で、なんとなく英語が話せればいいなと漠然と思っていた。この授業を通して、英語が話せるようになって何をしたいか、何のために英語を話せるようになりたいのかを考えさせられた。先生に質問されると答えることができなかった。英語を学ぶにあたって、将来の役に立つとか、海外の人とコミュニケーションを取りたいとかゆう抽象的な目標で勉強すると、全く意味がないし、習得するのにも時間がかかると思う。今、自分が海外に向けて発信したいことを伝えるために英語を学ぶことが英語上達の近道である。正直、ジャンルを絞らずに自分の言いたいことをすぐに言葉にすることは今は難しい。言いたいことをすぐ言えるようにするために、自分の好きなことなどを頭にとどめておく必要がある。先生が毎回おっしゃっていたように、今まで習ってきた英語をこれから使わないのはもったいない。なんのために英語を勉強してきたのかという問いに答えられないようではまだまだコミュニケーション力がついたとは言えない。
この授業の中盤で、癌について取り扱ったテーマを話し合った。ちょうど機械工学の講義で、人間は40年ぐらいの寿命で設計されていると聞いた。確かに、産業革命以前の寿命は低い。人間は産業革命から今までの短い期間で寿命が大きく伸びたのである。それは人間が短期間で進化したのではなく、医療技術の進歩による成果なのである。しかし、寿命が伸びるにつれてがんでの致死率が高くなっていった。これは人間の設計上、当たり前のことなのだ。極端な話、40歳を超えると誰もが癌のリスクを持っていることになる。だが、現在、日本では癌は悪いイメージを持っている人が多いと思う。僕も癌は悪いと決めつけている人の一人だったので大橋先生の、癌は人の個性であるという意見はとても新鮮だった。癌になると、抗がん剤治療が始まる。抗がん剤で癌が治るという明確なデータはないのに、医者の言う通りの治療しか受けられないことは問題だと思う。癌と付き合うという治療法など、患者ファーストで治療法が選べるようになると良いが、現状では難しい。医療ジャーナリズムが日本でもっと浸透したら病院の制度を変えることができるかもしれないと思った。
抗がん剤がいい例だが、抗がん剤は投与したら癌は良くなる、というようにメディアなどにつられて自分が知らないうちに思い込まされていることが多くある。もし、この授業がなかったら、全く疑いなしに何でもかんでもメディアや国の情報を信用していただろう。確立されたデータを見るまで、情報を疑ってかかる姿勢が大切だと思う。
この授業での話し合いのテーマは僕にとっては難しいと思うものが多かったが、先生を含め様々な学部、学年の人の意見を聞けた。ディスカッション形式の授業は初めてで、面白かった。
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